ご挨拶

人間国宝(無形文化財保持者)村山明先生はご自身が人間国宝と呼ばれるよりも「私は木工芸家→職人」であるというのが20年来の口癖です
人間としても素晴らしい方です

私ども人間国宝大阪事務所(公認)はこの素晴らしい先生の作品とお人柄をより多くの方にお届けすることを目的に開設しております
一例としまして日本茶の代表的な茶舗『京都福寿園本店』1階福寿園創業の精神「無声呼人」の壁掛や国立京都迎賓館の内部にも作品が収められています
村山先生の作品の販売を含めご希望の作品の制作も承っております
また講演会や座談会等も企画いたしております

ぜひ皆様のご連絡をお待ち申し上げます

感謝 八風  大阪事務所 代表 尾山 嘉浩

人間国宝 村山明

木工芸の人間国宝では8人目の認定者である。日本工芸会理事、京都工芸美術作家協会副理事長、京都市芸術文化協会評議員。京都市立美術大学(現、京都市立芸術大学)美術科彫刻専攻出身。

兵庫県尼崎市出身。学生時代から油絵を好み京都市立美術大学(現、京都市立芸術大学)に進むも大学では彫刻を専攻した。木工芸家黒田辰秋の長男が同大にいたことが縁で1966年大学卒業とともに黒田辰秋に師事(黒田は1970年に人間国宝に認定)。
1970年、第17回日本伝統工芸展入賞をきっかけに本格的な木工芸家となり、その後、宇治市に工房を構える。1989年には「欅拭漆盤」がイギリス、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の収蔵品になる。作品は刳物を得意とし欅(ケヤキ)を好む。

ノミやカンナを使い、木をくり抜き、形をつくり出していく刳物(くりもの)。木工の中でも、もっとも原始的な技のひとつで、手作業で、ひたすら木をくり抜いていく。そして、「拭き漆」で仕上げる。拭き漆とは、木地に生漆(きうるし)を塗っては布で拭き取る作業を繰り返すことで木目を生かし、美しい艶を生む技法だ。 とてもシンプルな作品に見えるのだが、よく見ると思いもかけない仕掛けが浮かび上がり、だんだんと、単純な構造ではないとわかってくる。平らで直線的な面だと思ったら、机の脚の反りのふくらみとふくらみが重なり合っていたり、柔らかなふくらみが隠されていたりする。また、作品に一流のユーモアがこっそり潜ませてある。

人間国宝 村山明

作品一覧

Career

1966年 京都市立美術大学(現・芸術大学)彫刻科卒業
1970年 「日本伝統工芸展」に初出品、朝日新聞社賞を受賞
1980年 「京都府工芸美術展」で最優秀賞受賞
1984年 大阪・梅田、阪急百貨店で初個展
1991年 NHK企画「工房探訪・つくる美の匠」に出品。東京日本橋・三越はじめ全国を巡回
1992年 「日本伝統工芸近畿支部展」で日本伝統工芸近畿賞を受賞
1995年 英国、ヴィクトリア&アルバート美術館での「JAPANESE CRAFT STUDIO展」に出品
1999年 NHK企画の「日本の工芸 『今』100選」に出品(パリ・三越エトワール)
2003年 国の重要無形文化財「木工芸」保持者(通称=人間国宝)に認定される
2004年 京都府文化功労賞を受賞
2005年 紫綬褒章を受章
2012年 内閣府企画「クールジャパンを活用した日本復興キャンペーン」に協力(パリ・装飾美術館など)
2014年 旭日小綬章を受章
2015年 作家集団・工芸京都代表に就任

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